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そんな駅の肖像を描く 駅物語
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穴水
(のと鉄道・能登線)
〜 奥能登への出発駅
〜
冬が来れば日本海側には雪が降り、道路も凍結して撮影ができなくなるだろう、下手をすれば能登線廃止直前まで次の撮影のチャンスが来ないのではないかと心配して急きょのと半島にやって来た。前の晩23時近くに車で名古屋を出発、途中で仮眠をとりながら走り続け、到着は朝7時ころになってしまった。
能登道路の終点からほどなく能登線のガード下をくぐり、線路に沿うように車の向きを変えると間もなく穴水駅に着いた。ロータリーは広く、駅前に旅館が点在するものの雰囲気は寂しい。朝7時頃という時間帯と天気の回復が遅れて小雨のパラつく雲の多い空模様のせいであろうか。
駅には列車、バスに乗るために中高生が集まる、と言っても十数名といったところか。売店がある駅待ち合い室には高齢の女性を中心に10人程人が集まっている。列車の発車時間からすると、みんな七尾方面に向かうようだ。
駅前と駅ホーム上にはボラ待ちやぐらがある。詳しくは次の中居駅の時に説明しようと思うが、観光用のポスターの写真もこのやぐらで、穴水町のシンボルとなっている。
約100年前にこの地を訪れたアメリカの天文学者により当時の穴水の様子が記されている。約100年後鉄道が廃止されるという時にこの駅物語が2004年の能登の様子を伝える紀行作品として後世に残ればうれしい。
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