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そんな駅の肖像を描く 駅物語
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南小松島
(JR四国・牟岐線)
〜 南海フェリーも来なくなった小松島
〜
小松島市は港湾で栄えてきた町である。本編でも触れているが、少し詳しく見てみたい。元々小松島港へは国鉄小松島線が船着き場のすぐ横まで乗り入れていた。が、国鉄の分割民営化に伴い廃止されてしまった。(小松島線は日本一短い路線、確か1.9キロ、臨時駅扱いの小松島港駅をいれて2.1キロではなかったか?)私も当時中学生だったが最初で最後のお名残り乗車をした。硬券のきっぷを手にしていた記憶がある。
それ以来、小松島港は小松島市営バスで南小松島への連絡に変わった。もっとも小松島線が廃止になる程元々利用者は少ない。牟岐線の徳島〜南小松島間は、今でこそ駅前に大きなマンションが建っている駅もあるが、総じて人家まばらな場所を選んで走っている感もある。
そして平成11年(1999年)、明石海峡大橋の開通で阪神と徳島間の航路の多くが廃止になった。和歌山〜小松島を結ぶ南海フェリーは残ったが、空きができた徳島港へとその行き先を変えた。これで小松島港への旅客船の発着はなくなった。小松島港の名物だった「ちくわ売り」も懐かしい。
南小松島の駅舎は比較的新しいもののようだ。駅にはJR四国のグループ企業が運営するパン屋さんが入居している。鳴門駅もそうだったが、JR四国には女性の駅員さんが多い。少し紫がかった青い制服と帽子を着た女性駅員さんが切符売り場や改札に立つ。ホームは駅舎と対象的に古いまま、南海フェリーの看板は過去の遺跡かと思われたが、徳島港と書かれた新しいものだった。間違えて降りた人のために徳島港へ行きなさいと案内しているわけではないのだろうが…
(2002. 2.28撮影)
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