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そんな駅の肖像を描く 駅物語
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(JR北海道
・宗谷本線)
〜 日本最北端の駅
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日本最北端の駅稚内。時は9月の初め、日本列島の残暑はまだまだ厳しいが、日本最北端の地にはもう秋、そしてその先に控えた厳しい冬を予感させる肌寒さすら感じられた。乗ってきた16時38分稚内着、4329Dには、青春18きっぷを使った若い旅行者達が7〜8人は乗っていただろうか。中でも一人旅の女性が3人いたのには少し驚いたが、むしろ行動力があるのは女性の方かもしれないとも感じた。
列車、バイク、自転車、最北端を目ざす人達には何か共通した目の輝きのようなものが感じられた。
駅を出るとまずノシャップ岬を目ざした。バス停は山側に3分ほど歩いた通りにあったが、正面には、つい最近大火事で焼けてしまった市場跡の更地があった。ここから東急マークのついた宗谷バスにゆられ約10分、ノシャップ岬の夕日は実にすばらしかった。
翌朝6時、昨晩23時札幌を出た特急利尻が稚内駅に到着した。最北端の線路はかつて、今の車止めの位置よりさらに北東方向、防波堤ドームの方まで続いていたらしい。旅館や飲食店が並ぶ通りを歩いて駅前に来た。稚内は食材が新鮮かつ豊富、あたりはずれがなさそうだ。ちょっとした居酒屋でも店に入るなり生け簀にかにが泳ぐ。駅舎に入る。駅改札の窓口にディスプレイされている、宗谷本線全駅の硬券入場券のセットが興味深い。
最北の地、稚内は人口約5万、思ったよりも大きな街だった。観光資源も豊富で食べ物もうまい。現在、特急スーパー宗谷が札幌との間を一日2往復、約5時間、観光にビジネスにと快走中である。流氷の季節にも訪れたいが、果たして大平洋側の都市に住む人間がその寒さに耐えられるのか?まともに歩くことができるのだろうか?(2002/9/8撮影)
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